遊民サナトリウム

サークル「遊民サナトリウム」の告知メインブログ。

C92謝辞+α

そろそろ夏コミから1ヶ月経とうとしていることに驚きを禁じ得ないさぶいちです。大変遅くなりましたが、夏コミお疲れさまでした!
1、2日目は大変過ごしやすかったのですが、3日目はいつもどおりの夏コミでしたね……。そんな中、足を運んでいただいた方々には頭が上がりません。

去年の夏コミ以外いつも売り子をしていますが、今回の印象としては、中身をご覧にならずにお買い求めいただいてくださる方がいつも以上に多かった気がします。恐れ多い……。おそらくほとんどがパワポケのファンだったんじゃないかなと思います。
パワプロパワポケで作品を頒布するサークルは少ないですからね……。私もずっとパワプロパワポケで出すサークルはチェックしていて、このジャンルについては買い専だったものですから、もう出してくれるだけでもありがたくて。作品が出ていたら大体買っちゃいます。だからそうなんだろうなと。
今回出す側に回って、まだまだパワポケは愛されてることを実感できました。そういった経緯もあり、次回の冬コミパワポケです。ゲームジャンルで申し込みました。内容としては今回出した本の第二章か、今年から始めたDTMパワポケのアレンジ音楽が上手いこと作れそうであればそちらを出そうかと考えています。


これまで3年の間、本を出し続けてきたきんモザについての活動についてですが、こちらは新規のサークルさんが続々出てきていており、彼らが盛り上げてくれそうなので、しばらくはそちらに譲ろうかなと。2日目でいつもお世話になっている時止ざまおさんのサークルにて売り子をさせていただいてから、なおのことその考えが強くなりましたね。

……すみません、たかが3年の活動で老害ぶって偉そうなことを抜かしました。本音を言いますとネタが無いんです……。義務感でやっても良い作品は生まれないので、またやりたいことが出てきたら素知らぬ顔で舞い戻ります。お許しください!

そうそう、完成が当日だったので告知はできなかったんですが、いつもレイアウト・デザインで大活躍のあもくんがついに今回単独で薄い本を出しまして。「ゲームがバグるしくみの話」というコピ本だったんですが、無事完売!
用意した部数が少なかったので、次回当選したら増刷して持ち込みましょうね?

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C92頒布物

気づけばコミケまで残り1週間。
入稿等、大体の手続きが終わったので、頒布物を紹介します。


コミックマーケット92 3日目(8/13日曜日)
東3ホール「ア」ブロック 45-b「遊民サナトリウム

新刊パワポケ×労働法 第一章「生きるために働け!」』



前回の記事でも言及していたとおり、『パワプロクンポケット』(以下、パワポケ)と労働法を絡めた本を出します。パワポケは14までシリーズ化して発売された野球ゲームですが、今回は15年以上前のゲームである『パワポケ3』を取り上げました。
もちろんパワポケ、労働法を知っているに越したことはないのですが、私個人としては両方ともよく知らない、そんな人にこそオススメできる作りを目指しました。パワポケというゲームのとんでもなさ、労働法の意外な一面が少しでも伝われば本望です。
今回はいつも以上に需要を考えず作ったので、どれくらいの人にお手にとっていただけるか不安ですが、売れ切れることはない数を持ち込んでいくつもりです。目当てのものを一通り回収した後に、ふらっと寄っていってもらえればと。

なお、今回の本はモノクロ全12ページで、取り上げたテーマは以下のとおりです。

①選択アルバイトと最低賃金
②トンネル工事と労働基準法
③交通事故と労働者災害補償保険
④(おまけ)亀田の徴収と税金


既刊も完売した処女作を除き全て持ち込みますが、机のスペースや申込ジャンルの都合上、赤字のタイトルのみ机の上に陳列しようと思っています。過去のきんモザ本を目当てに来てくださる方は、机の上に目当ての本が無ければ気軽にお問い合わせください。
評論島の中から弊サークルに興味を持っていただいた方には、新刊と合わせてC89(2015年の冬)に発行した『小路家の生計事情 ~きんモザ夢オチ話で学ぶ 税と扶養と社会保険~』推していきたいと思います。

よんこま小町15かいめ『交渉学の視点から観察したきんいろモザイクの友人関係』100円
C91『Happy★Kinmosa★Fanbook』200円
C90『きんいろブルーミンデイズ』300円
C89『小路家の生計事情 ~きんモザ夢オチ話で学ぶ 税と扶養と社会保険~』500円
C88『モザイクかけら ~きんいろモザイク舞台探訪記~』400円

  『REFLEC MOSAIC』100円
C87『別冊きんいろRhodanthe*』300円



また、今回はゲストで参加させていただいている本がありますので、そちらもご紹介。

2日目(8/12 土曜日)東5ホール「ネ」ブロック 22-a
サークル「べりーすいーとぱれっと」様

『きんもざがくえん1ねん1くみ』

twitter.com

きんモザ×幼女」がコンセプトの合同誌に、SSを1ページ寄稿しております。企画主であるみなとおじたんさんにお声がけいただいたことで、僅かではありますが今回もきんモザ関連での発表物を残すことができました。
人様の本であることをいいことにコンセプト内で好き勝手やっていたものの、いざ蓋を開けてみたらこの豪華ゲスト陣。思わずかの大沼幸二氏ばりの頭の抱え方をしてしまいました。新刊の題材に使ったパワポケ3で例えるなら、プロローグで主人公が目を覚ましたと思ったら記憶喪失になってるうえにサイボーグ化させられてるくらい衝撃を受けました。
連続で野球関係のネタをぶっ込んで取り乱すくらいにゲストがやっばいです。それぞれのファンの方があの内容のSSに目を通される可能性を考えるだけでゾクゾクしますね。赦しは請わぬ。

ちなみに2日目は既刊の表紙絵など、いつもお世話になっている時止ざまおさんのサークル「クランドゥイユ」様にて売り子の予定です。同人ではめったに見ることができないであろう猪熊家メインのお話なので、そわそわが隠しきれません。要チェックです。


(追記)
・新刊の委託予定は今のところありません。ご容赦ください。
・いつも新刊のレイアウトやデザインを考えてもらっているあも君のコピ本が出るかもしれません。乞うご期待。

(再追記)
・新刊の値段を記載しておりませんでした……。300円です。よろしくお願いします。

C92当選報告

次の夏コミ、C92でスペースをいただきましたのでまずはご報告。

今回3日目(日曜日)、東ア-45b『遊民サナトリウムでスペースをいただいております。初評論島。しかもお誕生日席ということで、もう今から戦々恐々でございます。
新刊の内容ですが、珍しいことに既に文章だけであれば半分以上完成しているので、どんなものが出るか先に発表しておきます。

ゲーム『パワプロクンポケット』を労働法の視点から観察した本が出ます。シリーズが終了して5年以上が経つ今もなお、二次創作を作り続ける方々に触発されてパワポケで出すことに決めました。
既刊『小路家の生計事情』と似たような感じの本になるかと思います。元ネタを知らない方にも楽しめるような作りにしたいと考えていますので、何卒よろしくお願いします。
なお、上のサークルカットは、申込時に提出したものと内容が乖離しているために新しくWebカタログ用に新調したものです。
絵きったねぇ!クソだ……。

中身もクソだと言われないよう頑張っております。続報をお待ち下さい。

きんいろモザイク舞台探訪本を振り返る

珍しく告知以外の更新です。
今年のGWにまたイギリスに行くことになりました。それを機に、これまでいろんな人が発行してきたきんモザの舞台探訪本を読み直していたのですが、どの本もその人独自の視点や思い入れの強さが見られるんですよね。イギリスの舞台探訪を取り上げた本がコンスタントにコミケで現れることからも、きんモザという作品は愛されてるなあと実感します。
今回はそんなきんモザイギリス舞台探訪本の歴史と言ったらおおげさですが、過去にどんな本があったのかを取り上げてみたいと思います。



①「きんいろモザイク」の舞台 イギリス舞台探訪ガイド

サークル:あずきスパ 様
発行:2013年12月31日(コミックマーケット85)

きんモザ1期の放送時期が2013年7月に対し、この本が発行されたのは同年12月。早すぎる……。
きんモザイギリス舞台探訪本の先駆けと言えるこの本は、表紙込みで12ページと分量は少なめですが、フルカラーで主要な箇所がきちんと網羅されており、加えて公共交通機関やアクセス情報、レンタカーなどの情報が一通り揃っています。放送後間もなく舞台探訪を行い、これだけの情報量を含む本を出すまで半年かかっていないと考えると、驚異的なまでの行動力としか言いようがありません。同人ショップ等の委託販売が無かったと認識しておりますが、即売会のみの頒布が非常に勿体無いと感じさせられる作品です。


きんいろモザイク聖地巡礼ガイド アリスの故郷を訪ねて

サークル:おふとんぱらだいす。 様
発行:2014年8月15日(コミックマーケット86)

C85に続き、C86で発行されたのがこの「おふとんぱらだいす。」様の本です。
手にとってすぐ分かりますが、本の装丁が素晴らしい。表紙だけでなく本文をも際立たせる装飾物の使い方、そして本の手触りの良さもあいまって、とても同人誌とは思えない高級感が伝わってきます。そして内容も表紙込みで54ページとボリュームたっぷりで、舞台探訪だけにとどまらず、作品考察まで含まれています。前者は、地図や現地までの行き方など、イギリス舞台探訪における不安を取り除くには十分すぎるクオリティですし、後者は他作品との比較が充実しており、どの点をとっても勉強になりました。
余談ですが、弊サークルが舞台探訪本を製作するにあたって参考にさせていただいたのはもちろんのこと、内容が充実しすぎてる分、どうやって差別化を図るかといった点でかなり頭を悩ませられた一冊です……。


③PonaColle in Europe 2016

サークル:the Ponasons 様
発行:2016年12月30日(コミックマーケット91)

「the Ponasons」様の本では何回かきんモザのイギリス舞台が取り上げられていますが、ボリュームの多さからこの直近の本を取り上げます。
同人誌では珍しくA4の大きめのフルカラー本であり、充実した中身もあいまって何かのパンフレットと勘違いしてしまうこと請け合いです。巷に溢れている舞台探訪本は、作中のアングルそのままに舞台の写真を収めているものが大多数ですが、この本は舞台の背景をバックに自作SDキャラに焦点を当てた写真『ぽなこれ』をメインにしている点で他作品とは一線を画しています。絵が描ける人は、それだけで作品に強みを持たせられるので羨ましい限りです。この本の真の恐ろしさは、舞台だけでなく料理の写真も充実しており、現地への渡航欲を多角的に攻めてくるところですね……。


④Kin-iro Travel ―きんモザ聖地巡礼の手引き―

サークル:金髪翼賛会 様
発行:2016年12月30日(コミックマーケット91)

舞台探訪本の前はこけしを頒布するなど、意欲的な活動を見せる「金髪翼賛会」様。(なんど見てもすごいサークル名ですね……)
表紙込みでフルカラー52ページ。イギリスだけでなく、原作の修学旅行編で描かれた舞台や、映画『きんいろモザイクPretty Days』の舞台まで押さえています。今現在きんモザの舞台に関して情報量が最も多い本でしょう。イギリスパートでは公共交通機関の情報が充実しており、バスの時刻表まで掲載されているほどの徹底ぶり。運転ができなくてもイギリス舞台探訪は可能であることを確信させてくれます。あとがきに触れられておりますが、もう二度と見ることができない舞台が着実に増えています。思い立ったが吉日、ここで紹介している本を頼りにして実際に足を運んでみてください。
実は参考文献の欄に、弊サークルの舞台探訪本がある(しかもトップ)ことに最近気づきました……。遅れ馳せながら御礼申し上げます。


⑤きんいろドライブ ~英国レンタカーのススメ~

サークル:クランドゥイユ 様
発行:2016年12月30日(コミックマーケット91)

最後はいつもお世話になっている、サークル「クランドゥイユ」様のフルカラー舞台探訪本です。
漫画が描ける強みを生かしつつ、イギリスでの運転事情に特化した本に仕上がっています。イギリスの舞台であるコッツウォルズ地方は交通の便が悪く、車での移動が一番便利ですので、その点で待望の一冊と言えます。上で取り上げた本でもレンタカーついて触れられている本はありますが、この本は現地の運転マナーや道路標識などにも触れられており、車に関しての情報量は他の追随を許していません。それでいて車だけでなく、公共交通機関にも言及がなされている点には感服しました。随所に挟まれる漫画も見応えがあり、楽しく読めること間違いなしです。あとがきで弊サークルの舞台探訪本にお褒めの言葉をいただいておりますが、とても恐れ多いくらい……。




以上5冊、①以外は委託等のネット販売がある(あった)本になります。
コピー本を含めるとさらに数が増えるのですが、残念ながら現地で手に取ることができず取り上げられませんでした。お許しください!

手前味噌ですが、弊サークル発行『モザイクかけら ~きんいろモザイク舞台探訪記~』宣伝振り返りを少々。
発行時期は2015年8月(C88)で、イギリス舞台探訪としては3冊目の本(多分)になります。カラーでガイド本という①と②のいいとこ取りを目指し、私が初めての海外旅行だったという点を生かしながら、製作に取り組んでいました。
私の本文はともかく、いつも本の製作を手伝ってくれているあもくんのおかげで、レイアウトも写真もすごく見やすい本になったと自負しています。あと忘れてはならないのは表紙絵ですね。もはや今ではおなじみ、⑤の本を発行したサークル「クランドゥイユ」の時止ざまおさんに初めて表紙絵を描き下ろしていただきました。この本は未だにコミケでの初動頒布数が過去最高なのですが、間違いなくこのお二方のお力がなければここまで多くの人に手にとっていただけることはなかったでしょう。
そんな『モザイクかけら』はまだCOMIC ZINさんでは取り扱ってるので、今回の記事で気になられた方は是非是非よろしくお願いします!
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最後に、新刊・既刊で書いた考察のフリー公開も引き続きやっとりますので、1分もかからないアンケートに答えて読んでやってくださると嬉しく思います。
docs.google.com

よんこま小町15かいめ謝辞&考察データ公開アンケート

遅くなりましたが、よんこま小町15かいめお疲れ様でした!
初めてのオンリー、そして関西イベントということで、どれだけの人がブースに足を運んでいただけるのかと不安で仕方なかったのですが、杞憂に終わって良かったです。お越しいただいた方々には頭が上がりません。

初めてのオンリーの感想としては、コミケに比べて一人ひとりとお話しやすかったのがなにより良かったですね。今後も何かしらコミケ以外のイベントに参加したいとは思いつつも、年2回という同人誌の発行ペースが自分にとってちょうど良かったりもするので、そのあたりは折り合いをつけながらやっていきたいと思います。


今回のよんこま小町は例のごとく既刊も全て持ち込んだのですが、ついに処女作である『きんいろRhodanthe*』が完売いたしました。初めてサークル参加したC86で初版の35部が驚くことに完売した後、C87で追加で100部ほど刷ったのですが、その在庫もついに無くなりました。ありがたい限りです……。

今回の完売を受けて、弊サークルが発行した同人誌に関するアンケートを作成いたしました。

docs.google.com

こちらにご回答いただきましたら、今回の新刊『交渉学の視点から観察したきんいろモザイクの友人関係』と、『きんいろRhodanthe*』に収録した考察パートのデータをダウンロードできるアドレスが参照いただけます。よんこま小町の新刊と『きんいろRhodanthe*』に収録している作品考察は、視点は違えども関連性がある内容になっておりますので、よろしければ合わせてご覧ください。


なお、よんこま小町で新刊を手に取っていただき、『きんいろRhodanthe*』の考察内容も知っているという方にはうまみが無いので、次回以降のイベントで何かしらの特典を用意することを考えております。今回の新刊コピー本は取っておいてもらえると役に立つかもしれません。何卒よろしくお願いいたします。