遊民サナトリウム

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きんいろモザイク舞台探訪のためのイギリス旅行レポ part2

前回のパートはコチラsabuichi31.hatenablog.com


Fosse Farmhouseに向かおうとするも、見事に最寄りの駅であるチッペナムを乗り過ごしてしまったところからの続きです。
今回のイギリス旅行の電車移動に関しては、NAVITIME JAPANが出してるイギリス版の乗り換え案内アプリに頼りきっていたのですが、この時のパディントンから乗った列車だけアプリの案内と実際の出発予定時刻が数分ズレいたんですね。「行先も同じだし止まるだろう」と思い込んだのがミスに繋がりました。大きな駅だと以下のように電光掲示板に停車駅が表示されるので、パディントンでこれをしっかり見ておくべきだったなぁと。
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はい、撮ってあった写真を拡大したらしっかり証拠が残っていました……。停車駅:レディング、バース・スパ、ブリストル。写真を撮るのにお熱なのも考えものですね。


さて、当初のFosse Farmhouseの到着予定時刻である18時を既に30分を経過。さらに逆方向に戻ってチッペナムに止まる電車が30分後ということで1時間半以上の遅刻が確定していたので、さすがにオーナーであるキャロンさんにすぐにメールで連絡しました。普段どうやって書くかを考えこんでしまう英語の文章も、この時ばかりは中学2年生でも書けそうな内容でパパっと送信。すると、「気にしないで!」という旨と、ブリストルからチッペナムへの戻り方まで含めた返信がすぐに返ってきたので、早くお会いしたいという気持ちがいっそう強くなりました。

ブリストル駅を19時ちょうどに出発し、今度こそチッペナム駅に19時半前に到着。チッペナム駅周辺はこじんまりとした感じの印象を受けましたが、駅前にはタクシーが何台か止まっていたので、先頭のタクシーの運ちゃんに声をかけ、「ここに行きたい」とFosse Farmhouseの住所を書いておいた紙を渡しました。すると、やはり人気の場所なのか、すぐに察して車に乗っけてもらうことができました。
Fosse Farmhouseは最寄りがチッペナム駅とはいえ、そこからは結構距離がありました。そのため、こんな時でも周囲の風景よりもタクシーメーターを凝視してしまうという、貧乏人の悪い癖が発動してしまったのが思い出されます。車に揺られること約15分、ついにFosse Farmhouseに到着しました。運ちゃんに料金を払うと同時にオーナーのキャロンさんとご対面。第一印象は「あっ、めっちゃいい人だ……」という感じで、人柄の良さが滲み出ており、リスニング能力に乏しい自分でも分かりやすい英語で喋ってくださるので余計そう感じさせられました。挨拶を交わした後、早速館内に入室します。土足で入る際は、1期1話の忍の姿をふと思い出しました。入ってすぐ左手にはあの写真が!
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キャロンさんから部屋の案内と、自分より若いイケメンフランス人のお手伝いさんを紹介していただいた後は、この日の宿泊部屋であるピンクルームでしばし休憩。ピンクルームはアリスの部屋のイメージとなった場所です。
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アニメではアリスの部屋という雰囲気に合わせるためか若干改変されておりますが、1枚目の写真のようなそのままの部分もあります。下は窓からの写真。
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しばし休憩した後、ディナーの時間がやってきました。Fosse Farmhouseはベッド・アンド・ブレックファストと呼ばれるB&Bタイプの宿泊施設ですが、予約すればディナーもいただけます。キャロンさんは料理研究家という肩書きをお持ちだと聞いており、またここに辿り着くまでの一連のハプニングもあってかなりの空腹でしたので、この日のディナーは「待ってました!」と感じでした。
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ダイニングルームも実に再現度が高いです。下の写真はかつてキャロンさんのお手伝いとしてホームステイにしていたきんモザファンの方が作られたものだそうで。現在は日本に戻られたため、お会いできなかったのは残念ですが、この方が残していったものからはとても愛を感じさせられました。

ディナーの内容は以下のとおり。
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ガーリックパンに各種野菜、シュリンプとサーモンを使った魚料理、チキンとハーブの肉料理とボリューミーな内容。締めのプリンとショコラのデザートは特に絶品でした。食事も満足度が高いものでしたが、食事中にきんモザのサントラを流していただいたこともあり、「至高の一時とはこのことか……」と思わざるを得ませんでした。さつきいろハルジオンでイギリスの地でも頭抱え芸をしたのは内緒。

食事後は庭に出たり、リビングルームで訪問者が残していったと思われるきんモザグッズやビジターノートを眺めていました。
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異国の地で好きなものに囲まれる幸せを噛み締めながら2日目が過ぎていきました。


【3日目】4/27

Fosse Farmhouseで迎える朝。この日の朝は雲一つ無い快晴に恵まれました。
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前日到着した時は日が落ちかけていたので、快晴の青空の下で改めて見るFosse Farmhouseの光景はもはやプライスレスとしか言いようがないほど。ウキウキで写真を撮っていたのが思い出されます。
そんなテンションが上がったままの状態で朝食に向かうとキャロンさんが現れ、開口一番「Happy Birthday!」と。
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ダイニングルームに入ると、HAPPY BIRTHDAYと書かれた飾りが目に飛び込んできました。
Fosse Farmhouseに予約をとったのは実に半年前の11月。その時の予約メールの一通の中で「誕生日の日にFosse Farmhouseに訪れることができるのがとても楽しみです!」と軽い気持ちで書いていましたが、まさかその内容を覚えてくださっていたとは……。平均寿命から考えて人生の3分の1くらいを生きてきましたが、このような形で誕生日を祝われるのは初めてで驚きを隠せませんでした。

キャロンさんにとても平易な言葉で感謝の気持ちをひとしきり伝えた後、興奮冷めやらぬ中、朝食をとります。
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朝食はコーンフレークやパンに加え、目玉焼き、ソーセージ、マッシュルームなどで構成される伝統的なブリティッシュ・ブレックファストをいただきました。朝もなかなかボリュームがあって満足。

この日はFosse Farmhouseから30kmほど離れたコッツウォルズ地方の町であるサイレンセスターとバイブリーに向かいます。1期1話で描かれたシーンの風景に使われている場所ですね。キャロンさんにその旨を伝えると、チッペナムまで向かうタクシーを呼んでいただくことができました。サービスの一部とはいえ、先んじてタクシーの手配に言及していただけるあたり、キャロンさんのサービス精神には恐れ入ります。
Fosse Farmhouseは2泊予約を取っているため、キャロンさんには「See you later.」と告げ、タクシーに乗り込みました。


写真撮影場所:Fosse Farmhouse http://www.fossefarmhouse.com/
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