遊民サナトリウム

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きんいろモザイク舞台探訪のためのイギリス旅行レポ part3

前回のパートはコチラsabuichi31.hatenablog.com


3日目の朝、Fosse Farmhouseを一旦後にし、1期1話に出てきたシーンの場所を巡るところから始まります。
このパートでは新しい地名がよく出てくるので、以下の地図で位置関係を記しておきます。A:フォスファームハウス(Fosse Farmhouse)
B:チッペナム(Chippenham)
C:スウィンドン(Swindon)
D:サイレンセスター(Cirencester)
E:バイブリー(Bibury)
F:ケンブル(Kemble)


アルファベットは今回自分が回った順になっており、まずFosse Farmhouseの最寄りであるチッペナムにタクシーで向かいました。地図上のBの地点、東がロンドン方面、西が前パートで乗り過ごして到着したブリストル方面です。
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写真はチッペナム駅の外観と構内にある電光掲示板。イギリスで立ち寄った駅は、そこまで大きくない所にも電光掲示板が用意されており、行き先と時間通りに来るかが示されています。海外の列車は時間通りに来ない、というイメージがありましたが、私がイギリスにいた1週間はたまたま運が良かったのか、そこまで目立った遅れはありませんでした。遅れていたとしても到着時刻が分単位で明記されているので、不便は被らなかったです。ただ停車駅はパディントンなどの大きな駅の電光掲示板にしか記載が無いので、行き先が合っていても注意が必要なのは1日目の自分を見てもらえるとよく分かってもらえるかと……。

チッペナムからはロンドン方面の列車に乗って約15分、乗換駅であるスウィンドンで下車します。
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スウィンドンからサイレンセスターに向かう選択肢は2つ。スウィンドンから出ているバスに乗るか、ケンブル駅に向かってそこからタクシーを使うか。どちらからでも簡単に行けそうに見えますが、意外と頭を悩まされます。
前者については、まず日曜はバスが運休している点に気をつけなければなりません。ロンドンのバスですら日曜のバスは大幅に本数が減るらしいので、いわんや郊外をや、といった感じでしょうか。あとは、バス内で停車駅の案内が全くありません。これもここだけに限った話ではなく、ロンドン以外のバスは大体こんな感じみたいだそうで。観光地としても有名なコッツウォルズ地方にもかかわらず、交通機関はなんとも観光客に優しくない仕様です……。
後者については、チッペナムもスウィンドンもケンブルも、必ずしも全ての列車が止まるわけではないので、接続が上手いこといかずに時間を浪費しやすいのが難点です。また、ケンブル駅からサイレンセスターに向かうバスは日中ではほとんど無いようでタクシーを使わざるを得なく、前者に比べてコストがかかる点もあげられます。

無駄な時間を作りたく無かったので列車の接続とバスの発車時刻を考慮した結果、行きは1時間に1本発車するサイレンセスター方面のバスにタイミング良く乗り込むことができそうだったので前者の方法を採りました。
バス内で停車駅の案内が無いという経験は初めてだったので、バスに乗ってる最中はたびたびスマホを取り出し、グーグルマップでバスがどこを走っているかを把握するようにしていました。乗り過ごしの件以来、公共交通機関を利用する際はやたらと何事にも用心する癖が付いた気がします。(スウィンドンからサイレンセスター方面のバスは、サイレンセスターの中心街で必ず止まるようだったので、心配する必要は無かったみたいですが)

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スウィンドンから1時間弱でサイレンセスターの中心街に到着しました。下車してすぐに1期1話で一瞬現れた教会の建物が目に飛び込んできました。結構大きいので近づくとなかなか圧倒されます。


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こちらもサイレンセスター内にある場所。忍とアリスが遊びに出かけたシーンの一部で使われた舞台ですね。バスで下車した場所から歩いて2~3分でたどり着けます。下の写真の本屋はイギリスではメジャーなお店らしく、調べてみたらイギリス国内に200以上の店舗を構えているようです。店舗数だけでいえば日本でいう文教堂みたいな立ち位置でしょうか。余談ですが、このお店で英訳されているまどマギのコミックス1巻を発見したので、思わず買ってしまいました。お値段は8ポンド弱。日本の2倍以上の値段ですね……。


軽くサイレンセスターを回って、次に向かうのはバイブリーです。バスかタクシーの移動になるのですが、サイレンセスターからバイブリーに向かうバスは2時間に1本くらいのペースで本数が少ないです。行きはかなり待つことになってしまうことが分かったので、タクシーで向かいました。

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タクシーでバイブリーの入り口付近で降ろしてもらうと、忍とアリスがアイスクリームを食べていた場所、バイブリートラウトファームが目の前に。せっかくなので休憩がてらアイスクリームをいただきました。


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長閑な場所で天気も良く雰囲気は上々。下の写真の突き当りはスワンホテルという宿泊施設なのですが、天衝監督のイギリスロケ記事によると、その左にある小道をしばらく歩くと1期EDで使われた草原があるそうなので向かってみました。


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10分ほど歩くとそれらしき場所に到着したのですが、残念ながら柵に阻まれ中に入ることができませんでした。陽子が座ってた丸太らしきものは確認できましたが、近くに寄ることができなかったのは残念です。


先程はスワンホテルの左の小道に入りましたが、その逆の右側に行くと、忍とアリスが別れるシーンの道が続きます。
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平日にもかかわらず、観光客のものと思われる車がズラッと。車が止まっていない日中の写真を撮ることは果たして可能なのでしょうか……。下の写真の1話でも現れた橋は、上の写真の撮影場所の左横にあります。


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橋を渡って奥に少し進むとアリスとカレンの幼少期回想シーンの場所、橋とは反対側にあるのが最終話でアリスが手紙を投函した郵便局です。


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広い道路を少し歩き進んだところにあるのは1期EDに出た電話ボックスとベンチ。単に電話ボックスとベンチがあるだけの場所なのに、アニメで5人がいた場所として描かれるだけでどうしてこんなにも高揚感が生まれるのかと、不思議で仕方ありませんでした。


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カレンの実家バイブリーコートホテルの入り口と外観、そして1期EDで綾が背にしていたと思われる場所。どちらも近寄って写真を撮ることはできませんでした。
バイブリーコートホテルはいわゆるマナーハウスですが、数年前までは泊まらずとも中にあるレストランで軽食をとることができたようです。しかし今現在は何か特別なイベントが無い限りは閉まっているようです。イギリス旅行に行く前にメールでレストランの予約ができないかと問い合わせてみたのですが、「今はもうレストランの営業をしていない」という内容が何日も後になって返ってきたので、ホテルとしても通常の営業をしてるかどうかは怪しいところ。(公式HPにもそれらしき案内が無く、宿泊施設予約サイトも現在は宿泊不可という扱いになっていました)
それでも真ん中の写真のように、迂回して小道から遠巻きに見ることは可能です。その小道の奥を進むと下の写真の場所にたどり着くのですが、ここも柵があってこれ以上進むことができませんでした。天衝監督がロケに向かわれたのは2年半くらい前だと思いますが、前述の草原の場所を含め、この期間で訪れることができない場所が出てきたのには諸行無常を感じざるを得ません。

それでも大体は写真に収めることができ、満足したところで帰りのバスの時間が近づいていました。ケンブル駅まで行くバスはありませんが、サイレンセスターへ戻ってそこからタクシーに乗り込むことで交通費を節約します。しかし、ここであることに気づきます。「バス停……無くね……?」バス停らしきものが見当たらなかったのです。そこで最初に訪れたバイブリートラウトファームのアイスクリーム屋で働いていた女性に、バスはどうやって乗ることができるかを尋ねました。「向かいの通路に立って、バスが近づいたら手を上げれば乗せてもらえるよ!」思わず「タクシーかよ!?」とツッコミたくなりました。郊外の交通機関はなかなかの初見殺しでしたね……。


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サイレンセスターまで戻り、そこからタクシーでケンブル駅へ。忍が下車しアリスパパの車に乗った場所ですね。ケンブル駅は日本で言うと普通電車しか止まらない駅のような寂れっぷり。それがまたいい味を出しているわけですが。


しばらく列車を待ってスウィンドンで乗り換え、チッペナムに戻り、タクシーを拾ってFosse Farmhouseに16時半頃に帰還しました。ちなみにこのコッツウォルズの舞台探訪、移動の多くをタクシーに頼っているのですが、タクシーはクレジットが使えないみたいだったので全て現金払いです。日本で200ポンド両替したのですが、そのうち実に半分以上がタクシー代で消えています。1週間で約2万円以上をタクシー代に充てていると考えると、日本のように1人旅で向かっていたら相当な負担がかかるなあと思った次第。

さて、Fosse Farmhouseに戻ったはいいもののキャロンさんの姿が見当たりません。庭に出て外周を回っているとガレージの方にキャロンさんがいるのを発見。挨拶を交わし、近づいて見ると……
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アリスパパが乗ってたモーリスマイナーではありませんか。しかもキャロンさん、実際に自分たちを乗せてFosse Farmhouse外周を走ってくれました。見た目にも年代物であるのが伝わってきたのですが、実際に走行するとそれを肌身で実感することができます。手入れとかどうやってるんでしょうか……。

さらにキャロンさんは続けて別棟に案内してくれました。
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1期1話はもちろん、2期の初っ端でアリスママが出てくるシーンに使われた場所でもあります。宿泊してる館内には見当たらなかったので不思議に思っていたのですが、この場所は離れの部屋だったということで疑問が解消されました。


そして待ちに待ったアフタヌーンティータイムがやってきます。Fosse Farmhouseに早めに帰ってきたのはこのため。予約をする際に、「キャロンさんのスコーンが食べたいです!」と伝えておいたところ、サービスの一貫として用意できるとのことで迷わずお願いしていました。
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個人的にスコーンと言えばコイケヤのアレしか想像できないほどには初体験の代物だったのですが、キャロンさんが食べ方についてレクチャーしてくれたので問題ありませんでした。半分に割ったスコーンに自家製のプラムジャムとクロテッドクリームをつけて一口……、思わず目ん玉飛び出そうになりました。凄く美味しい。自家製ジャムとクロテッドクリームの組み合わせが神がかっており、それを焼きたてのスコーンにつけて口にいっぱいに頬張る瞬間はまさに至高の一時。いつもは紅茶に砂糖を入れるのですが、今回ばかりはスコーンの甘さを引き立てる役割を果たしてくれるので必要ありませんでした。イギリスで食べたものの中で1番美味しかったです。日本でスコーンの料理教室を開くだけあるなあと感じさせられました。


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今宵の部屋はパインルーム。忍がホームステイした時に寝泊まりした部屋になります。こちらは前日のピンクルーム以上にアニメでの再現度が高い部屋でした。1期1話での忍のはしゃぎようそのままに、年甲斐も無く興奮した記憶が……。

その前日泊まったピンクルームですが、なんとこの日、同じ目的で日本からやってきた男性が泊まりに来るという話を朝方にキャロンさんから聞かされておりました。いつお会いできるかなと思いながらふとリビングルームに向かうと、既にその方が。早速日本語で挨拶を交わします。異国の地で日本語を気兼ね無く使って会話できる一時は大変落ち着きました。その方は舞台探訪することそのものに重点を置いてる方らしく、海外もフランス、スペインなど多く訪れてるとのことで面白い話を聞くことができました。
そんな話をディナーの最中にしていたのですが、今宵のディナーはそれだけでは終わりませんでした。
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デザートの時間になると部屋が暗くなり、キャロンさんが誕生日の歌を歌いながらケーキをプレゼントしてくれるサプライズ……!思わず錯乱してキャロンさんに日本語で「写真撮っていいですか!?」と言ってしまうほどには驚いてしまいました。フランス人のお手伝いさんからも自前のウイスキー、シーバスリーガル12年を振る舞っていただき、近年どころか人生稀に見る幸せな誕生日を迎えることができました。この場を借りて、改めてきんいろモザイクに関わる全ての人に感謝の意を申し上げます。本当にありがとうございます!


写真撮影場所:Fosse Farmhouse http://www.fossefarmhouse.com/
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